理容所及び美容所における衛生管理要領
第4 衛生的取扱い等
作業中、従業者は、清潔な外衣(白色又はこれに近い色で汚れが目立ち やすいもの)を着用し、顔面作業時には、清潔なマスクを使用すること。
理美容師は、シェービング・エステ時のマスク装着は義務付けられております。お客様の立場でサイトをご覧になっている方は、シェービング・エステ時にマスクを装着していない理美容師は「感染症管理を怠っている」という判断基準になるかと思います。
医療用上級モデルマスク「メジャーリーガー」説明
サージカルマスクの濾過率テストの主なものはテスト媒体のサイズが直径1,000分3mm(細菌レベル)のものと10,000分の1mm(ウイルスレベル)のものがあります。前者がバスケットボールとすれば後者はパチンコ玉といったところです。したがって、同じ99%の濾過率といっても前者と後者では評価が違い、テスト媒体がはるかに小さな後者の方がずっと優れていることになります。
ちなみに「マスク・メジャーリーガー」は10,000分の1mm(ウイルスレベル)のPFEテストで99.8%という極めて高い信頼性を持つ微粒子レスプレーター用の超高性能フィルターを搭載しております。これは、血液や体液がマスクに付着する確率が医療現場の外科のオペについでリスクの高いものと言っても過言ではない歯科医師(オペ)や歯科衛生士(スケーリング時)の現場対応も医療現場同様に対応可能になります。
米国やEUでは医療用マスクにおいて血液等の体液や薬液等の浸透を遅延する性能(液体浸耐圧80mmhg以上)が最低基準として求められ、メジャーリーガーは最上級数値の120mmhgをクリアしております。
ちなみに日本の医療現場におきましては「N95 規格」が推奨され「医療用マスク」という規格はありません。ちなみに「N95 規格」とはアメリカ合衆国NIOSH(National Institute of Occupational Safety and Health)が定めた9種類の基準の中で最も低いもので、「N」は耐油性が無いことを表し(Not resistant to oil)、「95」は試験粒子直径1,000分3mmを 95% 以上捕集できることを表しています。(ウィキペディアより)また、国内マスク市場では高性能表記されていても「全国マスク工業会(JHPIA)」のマークがないものは、信頼性が低くなります。
なお、濾過率が高いと呼吸が苦しくなりがちで、そのままではマスクとして実用性に欠けることになるため、米国では濾過率が高いと同時に呼吸が楽(4mmH²O/c㎡以下)という相反する要素が同時に求められ、マスク・メジャーリーガーは、これらの数値もクリアして防御性能だけでなく長時間装着の快適性にも優れております。
日本の医療業界では、感染者を治療する際に医師はN95規格マスクを義務付けられております。N95は「マスク規格」であり、95とは「固形塩化ナトリウムエアロゾルの捕集効率試験において、95%以上の捕集効率を保証されている」そして、固形塩化ナトリウムの試験粒子の直径は約0.3μmです。
レスピレータマスクは、お椀形の形状が多く感染症治療にあたる医師など感染症患者を目の前にして長時間の治療などをおこなう方々用の最前線マスクです。長時間でも呼吸器からの感染症に対しては防ぐコトはできますが、装着時の息苦しさは犠牲になっております。
メジャーリーガーの「サージカルマスク」とは、手術現場など特殊環境も含む環境下で患者と接触する際に使用する医療現場用マスクです。理美容師のシェービング・エステ行為も当てはまります。日本は医療用マスク規定はありません。
医療用マスクにおいてはASTM(規格を策定する世界最大規模の機関)が規定するASTM-F2100-11という規格が適応されます。
微粒子ろ過効率(PFE:Particle Filtration Efficiency)
着用者(医療スタッフ・技術者)を守るための指標です。
空中に浮遊する微粒子に対して用いられるマスクのフィルター性能の指標で、0.1μmのポリスチレンラテックス微粒子がマスクによって除去された割合をパーセントで示します
微生物ろ過効率(BFE:Bacterial Filtration Efficiency)
患者・御客様を守るための指標です。
着用者の呼気中に含まれ排出される微生物に対して用いられるマスクのフィルター性能の指標で、平均4.0-5.0μmの飛沫に含まれる細菌がマスクによって除去された割合をパーセントで示します。
液体防護性
手術中、カテーテル検査、麻酔、透析の抜管時など、血管からマスクに直接血液が飛散するような場面を想定して、作られた規格です。マスクに対して、血圧に相当する80, 120, 160 mmHgの圧力をかけた場合の人工血液の透過性を試験し、合格した圧力を記載します。
吸気抵抗(⊿P)
着用者の快適性の指標です。
吸気抵抗は、マスクを通過した後の圧力低下として測定されます。圧力低下が、通気性や快適性に影響を与えます。
バリアレベル1
PFE ≧95%/BFE ≧95%/液体防護性 80 mmHg/⊿P <4.0 mmH2O/cm²
バリアレベル2
PFE ≧98%/BFE ≧98%/液体防護性 120 mmHg/⊿P <5.0 mmH2O/cm²
バリアレベル3
PFE ≧98%/BFE ≧98%/液体防護性 160 mmHg/⊿P <5.0 mmH2O/cm²
メジャーリーガーは、この規格のバリアレベル3(最高レベル)以上のPFE(微粒子ろ過効率)と、BFE(微生物ろ過効率)⊿P(吸気抵抗)をクリア(製品独自の米国ネルソン研究所データあり)しているマスクです。
M101規格「メジャーリーガーマスク」性能
・PFE ≧99%
・BFE ≧99%
・液体防護性 120 mmHg
・⊿P 1.4mmH2O/cm²
液体防護性 120 mmHgとは、動脈を損傷した際に吹き出す血液の水圧だそうです。
⊿P(吸気抵抗) 1.4mmH2O/cm²に関しては、米国軍用規格MIL.M36954Cをクリアしてます。
内層顔面側の材質
お顔に触れる内側の素材が絹のような肌触りのポリセルロース(人絹相当の特殊な材質)を使用し、敏感肌対応モデルの位置付け。米国ネルソン研究所による皮膚刺激性テストにおいて72時間に及ぶ動物実験から「皮膚刺激性0」の試験結果有。これは日本国内の耳ゴムタイプのマスクでは「唯一」採用している「安心・安全」の材質です。敏感肌の方が安心してご使用頂け、女性のお化粧も落ちにくい材質になっております。
ちなみに、米国では、FDA(日本の厚生省)の認証を得たものではないと病院で使用することができませんが、日本での販売においては、サージカルマスクにおいては性能規格基準は存在していません。
さらに、メジャーリーガーマスクは「レスピレータマスク用のフィルター」を中央部に装着されており、微小粒子状物質PM2.5(大気中に浮遊する小さな粒子のうち、粒子の大きさが2.5μm)よりも小さいPM0.1(0.1μm)に対応しており、一時的な「レスピレータマスク」として代用できる「サージカルマスク」となっております。つまり、御客様の呼吸器と一番顔が近づくシェービング時にも、「レスピレータマスク」として一時代用が可能なのです。
PM0.1(0.1μm):インフルエンザウイルス・新型コロナウイルスなど
ノーズクランプ
固めのワイヤで塑性力(永久変形を生じる性質)が高いワイヤが採用されているため、装着のたびに鼻梁部をしっかりグリップできるため、隙間を作ることが少ないので病原性微細粒子の外からの侵入を最小限に抑えます。また、フィルターの通気性能の高さと共に、上部へ呼気が逃げにくいために「眼鏡が曇りにくい」という効果もあります。
ゴム
耳に食い込みやすい丸ゴムではなく平ゴムを採用。一般的な本体内側ではなく本体外側に取り付けられているのでマスクが顔を包み込む形になります。